映画

今日で正月休みも終わり。
せっかくの休み、結局どこも行かなかったので、
朝から映画を見に行った。
「鉄コン筋クリート」と「硫黄島からの手紙」どっちにしようか迷ったけど
どちらも見たいので、どちらも見る事にした。
はしごです。

まず鉄コン。
松本大洋原作のアニメ。原作が面白いので間違いないやろうけど、
後は、声のイメージがどうかが気になっていた。
蒼井優のシロは完璧。Dr.コトーでしか見た事無かったので、ちょっとビックリした。凄い。こんな事もできるんや。
クロの二宮君。最初、多少イメージより歳上のような感じがするも、
段々違和感無くなってくる。ほぼ完璧。
この２人の声優が間違いなかったので、僕の中ではこの映画、成功です。
後半、ちょっとエヴァンゲリオンのような世界感もあって、良かった。
ほぼ、原作のイメージを損なう事なく仕上がっていたんではないかな。

硫黄島。
僕は、戦争映画ってほとんど見ない。
どうしてかと言うと、日本人が描けば日本人目線に偏ってしまうし、
逆もそう。
あくまでイメージやけど、どちら側も自国の正義の主張に終始してしまうような感じがしてて。
しかしこの映画は、先に公開されていた「父親達の星条旗」と両側の視点で描かれているので見てみたかった。
残念ながら父親達〜はまだ見てません。

この映画を見て僕が感じたのは、アメリカ人、天皇陛下万歳と叫んで自決する日本兵、投降して殺される日本人、最後まで生きようとする日本人、誰一人間違っているとは言えないな〜と言う事。
そしてやはり戦争はあかんと言う事。
これにつきる。
そして一番印象に残ったのは、アメリカ人を捕虜にした西が殺せと言う部下に言ったひと言「お前はアメリカ人を知っているのか？」という事。
今、イラクに行っているアメリカ兵や、アメリカ大統領はイラク人を理解しようとしたんだろうか？

偶然？にも今日見た２本には両方、二宮君が関係している。
嵐では僕的にはあまり目立たない印象だけど、
役者としての彼は凄い。
江口洋介と一緒に出てたドラマで初めて見たけど、
達者やな〜という印象。ジャニーズでは一番好き。
昔はジャニーズって言うだけで毛嫌いしてたけど、
スマップ、kinki、そして二宮君を見てからジャニーズの印象は
明らかに変わった。
彼らは周りから以前の僕みたいに「どうせジャニーズやろ？」って感じで見られているのを解っていて、そう言わせないために影で凄い努力をしている。
それが解った時、彼らを見る目が180度変わった。
まあしかしそれでも好き嫌いはあるけどね。

それにしても映画２本、1日で見るのはちょっと疲れる。