無茶の茶
ettの3rdアルバム「無茶の茶」を購入。
ハワイレコードにて、以前2ndアルバム「テンカラ」を以前買っていたので
1stアルバムと一緒に購入。
まずこのジャケットで既に合格。
最近、歌手の事を総称してアーティストと読んでいるが、
そう呼ばれるからには、作品であるCDはジャケットからこだわるのは
当然やと思うのですが、だいぶ減ってきているとは思うがいまだに
当たり前のように顔写真バーンみたいなCDはちょっとね。
このCDは普通にタワーとかで見かけてても買ってたかもね。
音の方は和テイストがさらに強調されている感じ。
テンカラを初めて聞いた時から、良いか悪いかは別にして、
他のアーティストとは明らかに違う感じがしてて、
それが何かはイマイチわからなかった。
もしかしたらこれかな?っていうのを気づいた。
僕は、音楽を聞くときには基本的に歌詞カードって見ないんやけど
今回、なんとなく開いてみた。
歌詞をずっと読んでみると、あくまで僕のイメージやけど
歌詞を先に作って、ソコに曲を付けていく感じの曲作りかな〜。
歌詞があまりに素晴らしい。
僕が音楽をよく聞くようになったのは明らかに欧米の音楽に触れてからなので
今まで歌詞の重要性って感じてなくて、
良い曲、良いメロディーであれば歌詞なんてのはそんなに関係なかった。
聞いてきた曲もおそらく、メロディーに歌詞を当てはめていく感じの曲の作り方
のような気がする。
もちろん、メッセージ色の強い曲を書く人達っていたけど、
それもやっぱり良いメロディーありきで、その人達の言いたい事や
届けたいメッセージなんてのは、後からインタビューで知ったりとか、ライブでの言葉だったりした。
でもこのettの書く歌詞ってのは、それまでに無い情緒的というか、牧歌的というか。
そう、昔、学校で習った曲っていうのは詩として読んでも素晴らしかったはずで
元来、日本人の曲作りっていうのはそっから始まっていたような気がして。
日本語の素晴らしさを再確認できたというか、
欧米の言葉はどちらかというと記号的でたとえばUNを付けると否定になったりとか。
それに比べて日本語は一つ一つの言葉に意味がある。
だからといって他の物はアカンとかそういう事は一切思わないけど、
僕がettを聞いて思うのはそういう事。
とにかくettは素晴らしい。
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コメント
同感。
自分の事のように、
うれしいな。
投稿: djbf | 2007年2月16日 (金) 19時16分
>djbf
ettの歌詞を読んで、最初に頭に浮かんだのが
美輪明宏の「ヨイトマケの唄」やったりした。
当人が喜ぶのかどうかは解らんけど。
こういう詩を見てしまうと、ちょっと失礼かもしれませんが、hip-hopの歌詞っていうのが僕はあまりよく知らないけど韻をふむ事に重点を置きすぎてるように見えて、勿体なく思える。
もっと日本独自のものがあっても良いのかもしれません。
投稿: A2C | 2007年2月16日 (金) 23時31分
hip-hopの歌詞、
僕ももっと色んな可能性あるとおもうんだけどな。
どれ聞いてもグッと来るものないね。
「わるそなやつはみんな友達(だったっけ?)」
ってやつは、嫌いだけど、歌詞としてそういう人達に対して
すごく良いと思う。
やっぱりスチャダラパーはすごいなぁ。
投稿: djbf | 2007年2月27日 (火) 23時11分
スチャダラってたしかに違和感なく聞ける
hip-hopの中の一つです。
日本語って、ダジャレの文化があるので
韻を踏むと、どうしてもそういう風に聞こえてしまう。
作っている当人達はどういうふうに思ってるんやろ?
あえてそうしてるのなら仕方ないけど。
投稿: A2C | 2007年2月28日 (水) 00時57分