歌詞考察
ettによって歌詞について改めて考えさせられた。
歌詞が素晴らしければ良い音楽かと言えば、そうでもない訳で、
逆もそう。
良い音楽の基準の一つではあるけれども、
それ以上でもなければそれ以下でもない。
ただ僕は以前から思っていたのは、
日本人が日本語で歌わなければいけないとは思わないけど、
日本語で歌うからには、はっきり言葉が伝わらなければいけないという事。
誰とは言わないけれど、何を言っているのか解らんような歌い方を
している人はあまり好きではない。
それは歌詞に意味があるかどうか以前の問題。
英語っぽく歌うなら英語で歌えば良い。
歌詞についてはettの対局にあるのが、僕的にはcorneliusで
彼の歌詞は、まるで記号のようでもある。
しかし、とても日本語の持つ響きであったりとか、聞こえ方みたいな
ものはとても考えて作られているような気がする。
それはそれでアリやと思う。
よく街頭インタビューであったりとか雑誌のランキングとかに、
メジャーなアーティストの何処が好き?みたいな質問に、
「歌詞が共感できるから」みたいな事が返ってきてて信じられない。
共感できる歌詞なんて、僕は、お笑いでいうと「あるあるネタ」と一緒のように感じる。
あるあるネタって、その時その時は面白いかもしれないけど、
後に何も残らないし、まして何度も見たいと思うものでは無い。
メロディが良いとか言うならまだしも、ラブソングだらけのメジャーシーンで
素晴らしい歌詞なんていうのは皆無に等しいと思う。
結局、歌詞っていうのはアーティストが作る作品の中の
一部分であって、良い音楽かどうかの判断基準の一つ。
そこにどれだけオリジナリティーを詰め込めるかが大事。
歌詞、歌声、音が一体となって素晴らしければ、それでいいような気がする。
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コメント
「歌詞が共感できるから」=あるあるネタ。
同感。
それって、自分が平均的な人間で、
マーケティングにまんまとはまってるって
事やで。
って言ってあげたい。
投稿: djbf | 2007年2月27日 (火) 23時04分
僕にとって平均的な人間=兄なんやけど
昔、兄に「普通に生きて行くって大変なんや」って
説教された事がある。
それはそうやと思ったけど、
反面、兄のようには生きたくないとも思った。
今、自分がどうなのか、客観的にみると
どうかわからないけど、
今もその気持ちに変わりはありません。
投稿: A2C | 2007年2月28日 (水) 00時48分