第1回 Mt. FUJIチャレンジ 2日目
朝1:00過ぎ凄い雨音で目が覚める。
まさに台風である。
もうスグ起床時間。大丈夫か?と思いながらボーッとしていると
ガイドさんが起きてきた。
「14号車のみなさ〜ん。おはようございま〜す。」
起き上がる。
「残念なお知らせがあります。
台風が接近していて、これ以上の登山は中止せざるをえません。
今、外では20〜30m程の風が吹いています。
頂上付近ではおそらく40〜50mくらいだと思われます。
非常に残念ですが、明るくなるのを待って一刻も早く下山しないと
いけない状況です。
日の出時間が4:30頃なので、その頃に出発できるよう、
3:40頃起床で準備、順次出発になります。」
登頂断念!!
この1年間の僕の思いは・・・。
しかたありません。命には替えられません。
残念ですけど・・・。
4時半過ぎ、出発しようと外へ出ると、もの凄い暴風雨。
こりゃ無理やわ。
女の子なんかは風でふらふらになる事もしばしば。
下山で精一杯です。
写真なんて撮る余裕もございません。
ひたすら下山。
雨が痛い。
まさに台風の中を歩いているよう。
生まれて初めての体験です。
およそ3時間程でなんとか5合目まで下山。
大袈裟かもしれないが、ほんまに助かった〜って思った。
着替えを済まし、待機していると
富士スバルラインが通行止めになっているとの事。
・・・・足止めです。
復旧のメドもたたないとの事。
最悪、ここで泊まりの可能性もある。
とりあえず待機していて下さいとのこと。
まあ命をとられる事もないので、寝たりお土産を買ったりで
気楽にすごします。
予定変更になり、5合目でお昼ごはん。
その際に、今後の予定が発表される。
残念ながら温泉の予定はキャンセルになったとの事。
すると客の方から「その分、返金はされるんでしょうね?」的な
発言があった。
・・・考えられへんわ。ものの数分前まで、
皆無事でここまで戻ってこれて良かったと
いい雰囲気だったのに、少しピリピリした空気に一瞬にして変わる。
添乗員さんは「検討中」とのことでしたが、
考えられへんわ。そういう考え。
不手際でそうなったのなら、当然わかる。
天候にはかなわないし、何の不手際もない。
僕たちの安全を第一に、今も無事に帰れるよう動き回ってくれているのは
見ていたらわかる。
千円やそこらのお金、帰ってきても嬉しいか?
それなら、良い雰囲気のまま帰った方が良い思い出になるとは
思わないのか?
考えられへん。
この問題は最後バスの中でも発言している人がいてましたが
もうなんか雰囲気だいなしでしたね。
もうこれ以上かかったら最終電車に間に合わないギリギリの
14:30頃、通行止め解除。
急いで帰路につく。
最悪、最終電車間に合わない人は、後日タクシー代請求できるとの事でした。
添乗員さんお疲れさまでした。
以上で第1回 Mt. FUJIチャレンジが終了。
いろいろありましたが、帰りのバスの中台風一過の美しい夕空
を見ながら、後1日ずれていたら富士山の上でこの夕空を
見れていたかもしれないな〜と思いながら、
必ずもう一度、っていうか
もうこうなったら、御来光が拝めるまで何度でも
富士山に登ってやる。と心の中で誓ったのでした。
そういう意味での第一回。
無事終了!
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コメント
無事で何より!台風、本州はかすめ気味やったからひょっとして登頂?と思ってたけど、山は甘くないんやねー。でも、A2Cみたいに考えてくれる人がおったら添乗員さんも救われるね。
投稿: ほりっこ | 2007年7月16日 (月) 15時51分
お疲れ様〜。
大変でしたなあ。
しかし、すごい発想する人(返金の件)いるもんやねえ。
考えられません。
今回は登頂を残念する結果となりましたが、
後になればまた
それもいい思い出ですよ。
投稿: はじつか | 2007年7月16日 (月) 19時32分
無事に帰ってこれたのがなにより!
>雨が痛い。
>まさに台風の中を歩いているよう。
>生まれて初めての体験です。
そんな体験もなかなかできんやろし。
体はっての下山やったんやな。
ガイドさんの負担もたいへんやったやろね。
でも、みんなが無事でなにより。
こんな経験も得たうえでの
次回への富士山は
もっと特別なものになるんやない。
楽しみがまたできたね。
投稿: babeefunk | 2007年7月16日 (月) 21時11分
>ほりっこ
素人でも登れてしまう3000m級富士山ですが、
やっぱりなめているとえらい目にあいます。
添乗員さん、ほんまに一生懸命でした。
見てたらわかります。
あそこにいた大半の人達が僕と同じ気持ちやったと思います。
>はじつか
返金の件はビックリでした。
最近ほんまに、ごねた方が得やみたいな
考え方の人が増えてきて、嫌な気持ちになります。
>babeefunk
何もかもが良い体験でした。
ガイド登山もなかなか良いモノでした。
初めての山でもペース配分も安心です。
ほんまに皆が無事でなにより。
それほど危険な下山でした。
それだけに余計に心ない人の発言が
残念でなりませんでした。
投稿: A2C | 2007年7月16日 (月) 23時16分
けど、結局はおんなじやんね
投稿: | 2007年9月 9日 (日) 16時57分