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2009年1月14日 (水)

猫楠〜南方熊楠の生涯

ようやく水木しげる著「猫楠〜南方熊楠の生涯」を読み終わりました。

 猫楠 南方熊楠の生涯


和歌山・田辺の偉人、南方熊楠の生涯を描いた漫画。
僕も話は聞いた事があったものの、初めてその存在が気になり出したのは
12月に白浜の南方熊楠記念館を訪れてから。
この記念館で見る限りのイメージでは、
歩く百科事典と呼ばれ、子供の頃から百科事典を写したり
単身、アメリカ・イギリスへ渡り、あの大英博物館で働き
孫文等と交流があって、
主に粘菌等を研究していた。
日本に帰ってからも、地元田辺では変人と呼ばれながらも、
天皇陛下らからも一目おかれて、わざわざ田辺まで
熊楠に会いにやってきたらしいという、凄い人。

Kuma3

写真からも見てとれるように、さぞかし変人と呼ばれる程、

研究に没頭されてたんやろうな〜という感じ。

しかし、しかし、この猫楠に描かれている熊楠像というのは、

それはもう全然違う。

主に、日本に帰ってからの熊楠の事が描かれています。

その変態・変人・幼稚性・たるや、凄まじいものがあります。

この写真からは想像もできないあんな事や、こんな事が描かれています。

天才とはこういうものなのかと改めて関心。

まさに波瀾万丈。

読み応えのある物語でした。

南方熊楠という怪人、非常に興味が出てきました。

漫画なのである程度、デフォルメはされているとは思いますが、

この漫画に出てくるような人間であって欲しいな〜と思います。

また機会があれば、南方熊楠について書かれた本を読んでみたいと思います。

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コメント

あ、これまだ読んでいない。
水木大先生(おおせんせい。だいせんせいではないのでご注意)は、こう言った実録ものとか人物史ものも大変よろしいですよね。ヒットラーとか近藤勇とか名作ですね。彼を人間国宝に指定するべきですよ。

投稿: Xinyi Folders | 2009年1月19日 (月) 20時04分

>Xinyi Foldersさん
これはなかなかオススメですよ。
実は僕、水木大先生の作品って
そんなに読んでないんですよね。
もちろん悪魔くんであったりとか
鬼太郎周辺は読んでますが、
それ以外では、大先生の自分史的な「昭和史」くらい。
ヒットラーとか面白そうですね。
読んでみたいです。

投稿: A2C | 2009年1月19日 (月) 21時59分

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