猫楠〜南方熊楠の生涯
和歌山・田辺の偉人、南方熊楠の生涯を描いた漫画。
僕も話は聞いた事があったものの、初めてその存在が気になり出したのは
12月に白浜の南方熊楠記念館を訪れてから。
この記念館で見る限りのイメージでは、
歩く百科事典と呼ばれ、子供の頃から百科事典を写したり
単身、アメリカ・イギリスへ渡り、あの大英博物館で働き
孫文等と交流があって、
主に粘菌等を研究していた。
日本に帰ってからも、地元田辺では変人と呼ばれながらも、
天皇陛下らからも一目おかれて、わざわざ田辺まで
熊楠に会いにやってきたらしいという、凄い人。
写真からも見てとれるように、さぞかし変人と呼ばれる程、
研究に没頭されてたんやろうな〜という感じ。
しかし、しかし、この猫楠に描かれている熊楠像というのは、
それはもう全然違う。
主に、日本に帰ってからの熊楠の事が描かれています。
その変態・変人・幼稚性・たるや、凄まじいものがあります。
この写真からは想像もできないあんな事や、こんな事が描かれています。
天才とはこういうものなのかと改めて関心。
まさに波瀾万丈。
読み応えのある物語でした。
南方熊楠という怪人、非常に興味が出てきました。
漫画なのである程度、デフォルメはされているとは思いますが、
この漫画に出てくるような人間であって欲しいな〜と思います。
また機会があれば、南方熊楠について書かれた本を読んでみたいと思います。
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コメント
あ、これまだ読んでいない。
水木大先生(おおせんせい。だいせんせいではないのでご注意)は、こう言った実録ものとか人物史ものも大変よろしいですよね。ヒットラーとか近藤勇とか名作ですね。彼を人間国宝に指定するべきですよ。
投稿: Xinyi Folders | 2009年1月19日 (月) 20時04分
>Xinyi Foldersさん
これはなかなかオススメですよ。
実は僕、水木大先生の作品って
そんなに読んでないんですよね。
もちろん悪魔くんであったりとか
鬼太郎周辺は読んでますが、
それ以外では、大先生の自分史的な「昭和史」くらい。
ヒットラーとか面白そうですね。
読んでみたいです。
投稿: A2C | 2009年1月19日 (月) 21時59分