千里よみうり市民寄席

第五回千里よみうり市民寄席へ行ってきました。
出演は・・・
林家　染左
桂　団朝
笑福亭　松枝
笑福亭　純瓶
桂　春団治。

今日はなんといっても春団治。
それだけを見に行ったと言っても過言ではありません。
（他の出演者の方も充分楽しみました。）

ネタは春団治師匠の爆笑ネタ「代書屋」。
僕が初めて春団治落語に出会ったネタでもあります。
それまでは枝雀一門のオーバーアクション、ギャグ満載の
「代書屋」しか聞いた事がなかった所に
初めてテレビで見た春団治の「代書屋」。
それはもう、枝雀一門のそれとは対極で、
無駄を一切省いた春団治落語。
それでいて笑いの数は枝雀落語に負けていない。
いや、それ以上である。ある種、衝撃でした。

そして初めて今日、生で春団治の落語が見れた訳ですが、
出囃子がなって舞台袖から春団治が出てくる。
座布団の上に座り、頭を下げる。
マクラから本ネタに入る。
羽織の袖をつかんでサッと羽織を脱ぐ・・・。
所作に一切の無駄が無い。美しい。
代書屋。
まだ文字が書ける人が少なかった頃のお話。
代わりに文字を書く事を生業としている「代書屋」と、
バカな客とのお話。
履歴書を書いてもらおうと来店して、
名前、住所、生年月日・・・・
説明する度にバカな受け答え。脱線していきます。
イライラする主人に対して、どんどん脱線。
そのやり取りがたまらなく面白い。

テレビでも充分楽しめましたが、
やはり生で見るとその空気感、間、たまらなく面白い。
特に、職歴を説明する客のその脱線ぶり・・・
その話をイライラしながら聞いている店主が
見えてくるようで、おかしくて仕方がない。
もう、ずっと笑いっぱなしでした。
やはり映像として頭でイメージできるかできないか。
凡人の僕らでもパッとイメージできるかできないか。
この辺りが一流とそうでない人の差のような気がしますね。

Xinyi Foldersさんに是非と薦めて頂いた桂春団治師匠の落語。
やっぱり凄かったです。
今度は是非、独演会が見てみたいです。

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