本を読む。
ラジオで堀井憲一郎さんが、
本、読書についていろいろ話をされていたのが
興味深かった。
例えば電子書籍やなんかが出てきて、本自体が無くなるんじゃないかとか言われてますが、
そんな事は無いと。
ハード自体が投げても壊れないような物が出てこない限り、
本は無くならないと思うって。
ただ、生まれた時から電子書籍が身の回りにあったという世代だけになった時に
どっちを選択するかだって。
成程な~と思って聴いていたんですが、
月にどのくらい読むのかって話になった時に、
「どれだけ読んだかというのはあまり関係無い。
それは情報化してるだけで、読んだことにはなって無い。
小説や物語は頭の中で情報化できないから読む量も大切になってくるけど、
沢山読んだからと言ってどうこうは無い。
読む量と言うよりも、一つの物語を深く読む人の方が
もしかしたら物書きになる確率は高いのかも・・・」
みたいな話をされていた。
成程。
本は嫌いでは無いけど、そう沢山の本を読んできたわけでもない。
僕にとっては音楽とかがそういう聴き方をしてきたのかもしれないな~と思って。
若い頃に音楽を志した時期とかもあって、
バンドとか組んでたこともあった。
さてオリジナル曲を作るって事になった時に、
当時思ってたのは、やはり引出が多い方が良いと思って、
出来るだけ沢山の音楽を・・・
出来るだけいろんな系統の音楽を・・・
と思って取りあえず数を聴くことに重点を置いてきた。
今もそれはそれで重要だとは思うんだけど、
結局、沢山聴いてきたからと言って良い音楽ができるもんでもない。
それだったら一つの音楽をちゃんと分析して
自分の血として、肉としていった方が
近道なのかもしれないな~と思いました。
僕はやはり今まで、音楽を情報としてしか消化できていなかったという事を
自覚したと言いますか・・・
それはまあ音楽だけでなく全てにおいてそういう所があって、
例えばそれは自分が好きな物を
何処が、何故好きなのかと言うのを
人に言葉で説明できないというのは
結局のところそういう事だったのかなと思う。
そういう聴き方、読み方、感じ方しかできてないって事は
結局は良い音楽家、作家にはなれないのかなと思います。
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著者:堀井 憲一郎 |
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