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2012年4月18日 (水)

鬼に訊いてきた。

この前の日曜日、「鬼に訊け」という映画を見に行った。

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法隆寺昭和の大修理や薬師寺伽藍の復興を手掛けた
棟梁、西岡常一さんのドキュメンタリー。

その言葉、仕事に対する考え一つ一つに重みがあり、考えさせられた。

今、あれだけの物を作ったり、修復したりするのに
使う木を外国から買わなければならない現状。

木の使い方、道具の扱い方、道具に対する考え。

1000年という途方もない年数に対する感覚。

あれだけの物を作った当時の人の気持ち。

仕事に対する気持ち、仕事に対する考え方。

沢山の人と一緒に一つの物を作っていくということ。

どれひとつとっても、宮大工という特別な仕事だからという事ではなく、
至極当たり前の事だったり、
当然、自分にも当てはまる事だったり。

この映画を踏まえた上で、
西岡常一さんの内弟子、小川三夫さんと糸井重里さんの
ほぼ日での対談を読むと、また興味深い。

こういう物を作る人と同じ気持ちで原子力発電所を作ったり
普段仕事をしたりしていたら、
きっとあのような事故は起きなかったのかもしれない。

たら・ればの話はあまりしたくないんですがそのように思うし、
また、普段の自分の仕事に対してもそうだと思う。


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