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2014年4月22日 (火)

嘘。

先日、職場で相方が娘さんとの出来事を話してくれた。

小学校2年生になる娘さんから
「友達んちにDSを持って行きたいんだけど、
お母さんがアカンっていうねん。」
と言われたらしい。

当然、相方も

「お母さんがアカンって言うてるんやからアカン」

ということを前提としながらも
友達と約束をしてしまっているなら今回だけということで許してあげようと思い、

「友達と約束でもしてしもた?」

と聞いてみたらしい。
すると娘さん

「・・・・・。」

と言葉に詰まってしまい
その様子を見て「あ~、俺の子や」と実感したらしい。



確かに、相方は何でも正直に言うたり正直であるがゆえに
答えられなかったりして、人とのやりとりが止まってしまったり、
上手く回って行かない事が、端から僕が見てると良くある。

そこは適当にやりすごしたら、スムーズに行ったりとか
自分が被らなくても良くなるのに・・・と思うことが良くある。


その話を聞いて僕は、

「嘘はいけない事だけど
嘘も方便というか、人を騙したり陥れたりするような嘘でなければ、
そうした方が上手くいく時は、ある程度の事は仕方ない」

と思ってる僕の子は、もしかしたらそういう時に嘘でも

「友達にもう持っていくって言うてしまった」

という子になるのかもしれないな思った。
で、相方に
「人としてどちらが正しいかと言えば、絶対に嘘をつかない子の方が
正しいと思うから、それは凄く素晴らしい事なんじゃないの?」
と伝えると


「でもそうだと絶対大人になって人間関係で苦労するから、
その辺は臨機応変になれるようになって欲しいねん」

と。
成る程。
僕は子供には正直になって欲しいし、
相方は子供にはもっと柔軟になって欲しいと思ってるんやな~と思うと、
子育ての正解なんてきっと無いんやな~と思いました。
で近い将来、自分の子供がそういうちょっとした嘘をついた時、
親としては叱らないといけないな・・・と思う反面
僕としてはそれも嘘やんか・・・
自分は嘘をついてきたからな・・・・
とちょっと複雑な気持ちになりました。

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